Spiral号のパワ−系のご紹介

3代目Spiral号はCOXより発売されたmtm326ps-Complete Carです。
雑誌でも紹介されたことのあるCOXデモカ−ですが結局開発車両のこの1台のみ
となり市販はされませんでした(すでに同モデルはカタログ落ちです)
今となっては市販車両でこれだけのパワ−が出ているTTはあまりいないと思うので
大切に乗り続けてみようと思います。
おもなチュ−ニング内容と価格は・・・
Powar KIT/13,556EUR  Brake KIT/3,434EUR Suspension KIT/333EUR

odifiedMTMmotoronic computer

ear Exhaust

iddie Exhaust

etal catalysts

xhaust Manifold

urbocharger KKK製 K26 & WestGate & ExhaustPipe Kit

MTM Completes Suspension Kit

MTM Brake Kit(PORSCHE993GT2caliper&330mm-disk

   
  Spiral号に装着されているK26タ-ビンとウエストゲ−トです。
  径がK26(IN53mm/OUT6番) 
  K26はウエストゲ−トで制御しますが1800ccのTTにはちょいと厳しいかも・・
  ですから低速時のトルク不足は仕方がないと思います。
  トルクが無いと言ってもノ−マルより少ない?かというとそうではありません。
  パワ−の出方がある回転数から急激に出るのでそれまでのモタモタ感が錯覚させてる
  だけであってパワ−チェックでのデ−タでは十分なトルクももちろんあります。
  しかし本当に4,000〜以上の加速はかなりのものがあります。とくに5,000〜を過ぎて
  からレブリミットの7,200rpmあたりまでは強烈な加速をします。
  ノ−マル車がROM交換をしていても52,00rpmを過ぎればどこのメ−カ−であろうと
  ブ−ストは急激に落ちていくところを・・・Spiral号の場合5,000rpmからが1番力を発揮
  する領域に突入します。
  
最大トルク発生回転数5,000rpm/最大馬力回転数6,000rpm 最大ブ−スト圧は1.8bar 

7,200rpm時のブ−スト圧も1.24を維持しています。
サ−キットとかだとパワ−領域がとても狭いから余程テクニックがあるドライバ−じゃ
ないと使いこなせないでしょう!・・・と言うことで直線番長仕様と考えています。
そこでTTの場合のパワ−アップを考えると既存のROMチュ−ンでは今のレベルで
限界ということになります。これ以上を希望するならばタ-ビンを大きくしないと高回
転域でパワ−を出すことは難しいです。純正タ−ビンの大きさではある程度の領域
でパワ−を落とさざるを得ないのでしょうから。
この車がCOXから販売されてた料金メニュ−はROMとタ−ビンキット一式が198万円。
すべてのメニュ−の合計金額は総額350万円也ということだそうです。
購入後にパワ−に直接影響したModifyはプ−リ−交換・CDA装着・インタ−ク−ラ−
装着です。
これにより購入前に試乗した時よりブ−ストが1.5barから1.8barへ上がって体感的にも
別物になった気がします。
この車の一番稀少な部分はなんといってもコンピュ−タ−制御です。
ハ−ド面はいくらでもModifyできますがROMだけはどうすることもできません。
ソフト部分をユ−ザ−側が自由にできない以上ROMの付加価値は高いと考えています。
車体側には年式・消耗度の点で不満はありますが前車で試行錯誤した経験から仕方が
ないな〜と思います。
鯱軍団ご用達エンジニアのROM自前開発に期待です。

エンジンル−ム内の様子はこんな感じです。純正タ−ビンとは正反対の向きに取付けしてあるため
パイピングの向きが全く違います。
とても複雑な配管なのでプラグ交換もできません。
後でわかったことですが、エキゾ−ストマニホ−ルトを縦置き用のものを利用しているためにこの
ような複雑なパイピングになったようです。
結局汎用なんでしょうね。
現在エンジンを降ろして配管等の交換作業中ですから近日公開できると思います。

イシカワエンジニアリングさんのダイナパックで268ps/37.9kg
ス−パ−オ−トバックスの ロ-ラ-式計測でも267ps/42.5kg

車軸側実測値なのでイシカワエンジニアリングでの公表値に準じた修正係数に置き換えし
てみるとエンジン出力修正係数を1.25(4駆)とすると約335psとなります。
mtmの326psにパワ−プ−リ−とエアクリ・インタ−ク−ラ−交換で約10psUPでしょうか。
パワ−チェックに関しては同じ計測機械で同じ担当者が計測するなど同じ条件でなければ
比較対照はできません。
また、Modify前後に計測すると交換したパ−ツの大よその比較ができます。
ただし、アクセルの踏み方で10ps以上変動することもありますし、冷却の問題で何度も計
測していると熱ダレしてパワ−は下がります。
微弱な計測は無理ですからこんな程度かな〜とわかればOKじゃないでしょうか!
単純に比較するとノ−マル比100psぐらいのUPです。

  

車軸側馬力267ps 修正馬力316.9ps(当日の気温/湿度で変化します) トルク42.5kg
エンジン単体のパワ−をミッション/デフで失われた後の数値が軸馬力となります。
通常4WDの場合20%〜25%減程度ということです。




  
        購入後装着したインタ−ク−ラ−(Fogo製)が丸見え状態の画像です。
他に購入後交換したpowar系のパ−ツはCDA装着・サムコホ−ス・パワ−プ−リ−
などでしょうか。
プラグはNGKイリジュ−ム8番を使用しています。