エンジンの解体

開けてはならないエンジンを開けたツケが以下のような作業を強いられることになりました。
1.8tエンジンを腰下ブロックまでバラしてオ−バ−ホ−ルした人も少ないと思いますので参考になれば
とは思います。
        ヘッドを外した状態です。ここまででもかなりの補機類を外す難作業があります
         
                            みごと外れました
         
                          エンジンの宙吊り状態
         
  ブロックをエンジンベンチに取付けました。クランクの精度やシリンダ−の歪みは測定器を使って
  慎重に測定した結果はまったく問題なし。
  クランクメタルも3種類あったそうですが最初についていたのがどれなのか?もわからない為一番
  薄いものにしてあります。     
ヘッドを裏返しにしたところ・・かなりカ−ボンが溜まっていてバルブのクリアランスも大きいようです。
しかも、オオバ−レブしていたようでピストンにバルブが当たった跡がありました。

 カムをバラした状態です。このカムが問題で・・その後は中古カムを譲ってもらったので交換しました
 
         クランクをバラした画像です。幸いクランクに歪みなどはありませんでした
        
左から1〜4番ピストンです。1番と3番のコンロッドが曲がっているのがわかりますか?この曲がりが
ピストンの上死点の不均一をもたらしていたわけで・・
何故か?2番のコンロッド1本だけがなんだかプレスしてあるような(鍛造じゃないのに鍛造のような(^-^;)

ストロ−クが変わったことでピストン裏側を油冷させていたオイルジェットのノズルがピストンに当たって
何処かへお亡くなりになっていました。
多分オイルパンへ落ちたのか?行方不明。。。